まえがき
測量データ情報に応じてアプリ内でデータを調整したい
測量データを取込む際に各オプション機能を利用することで
測量データをアプリ上で調整することができます
手順および解説
1.測量データをインポートした際に”詳細設定”をクリックします
2.”詳細設定”には下記の機能が備わっています
・補間(点群の補間機能)
・小数点変更機能(データ配列の区切り変更)
・座標の高さ情報を利用する機能
・指定した高さまでの計測差分を切り捨てる機能
・カスタムプロジェクション
点群の補間機能
”補間”をONにすると計測データの欠損や設計範囲に対し不足した範囲を周囲の点群から補間しカバーします
補間によって、つなぎ合わせる地形データ間を滑らかに生成します。ただしノイズ等が点群に含まれている場合、その点も利用する為期待される形状と一致しない場合があります
小数点変更機能
測量データ内のデータ配列の区切りに応じて変更できます
座標の高さ情報をそのまま使用する機能
座標系がプロジェクションの時に利用します(*ローカライゼーションの時は使用しません)
測量データに含まれるWGS84の値を基準として扱う場合にのみ利用します
(補足:Smart Construction Dashboard上の地形情報はWGS84で構成しています)
現場作成時にローカライズデータを利用した場合は、現場の標高と楕円体高との高さの差分を算出し、その結果を利用して測量データのビューアー表示を行います
既に登録したローカライゼーションの結果を利用することを優先する場合はこの詳細選択は不要です
この機能は現場の設定がプロジェクションを利用している場合は表示されません(2023/7 現在)
指定した高さまでの計測差分を切り捨てる機能
測量する地形に対し大きな変化がない場合でも計測する機器による誤差(高さのぶれ)の影響を軽減する為、直近で反映された地形データと比較し、指定した閾値以上の範囲のみを土量計算の対象とする機能です
指定した数値は±の高さを対象とします
あくまで土量の計算のみ考慮する為、ビューアー上は取得したデータがそのまま反映されます
この機能を使用後に、注釈ツールで土量計測を行うと閾値以下は変化しない範囲とみなしヒートマップが表示がされない箇所が発生する場合もあります
イメージ図
プロジェクション変更(Lasデータ)
設定する座標参照系を誤ったままアップロードした場合、アプリないで再調整が可能です
”カスタムプロジェクションを使用”をONに切替
現場設定に応じた座標系・垂直基準系を再設定します
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。