まえがき
本記事では、測量データの登録および設定について詳しく解説します。
測量データを施工前地形(基準地形)として登録し、設計データを目標設計面として登録することで、土量計算が出来るようになります。
また、施工進捗に合わせて地形を測量し登録することで、全体の進捗などが算出できるようになります。
手順および解説
1.”データレイヤーを追加”をクリックしファイルのアップロードを選択します
2. 測量データファイルをドラッグ&ドロップまたはローカルフォルダからアップロードし
”次へ”をクリックします
2つ以上の測量データは複数データをセットし登録するとマージ(自動合成)することが可能です
3.測量データを[施工前地形(基準地形)]もしくは[測量データ)]として登録します
1)登録データの種類は”測量”を選択します
2)登録される時刻としてタイムスタンプ(データの登録日時)を設定し”取り込み”を
クリックします
施工前地形(基準地形)として登録する場合は[施工前地形(基準地形)]をONに、測量データとして登録する場合は[施工前地形(基準地形)]をOFFにします
既に施工前地形(基準地形)が登録済みの場合は、上記項目は表示されません。
*詳細設定を利用したい場合は下記を参考にしてください
測量データの詳細設定がしたい(点群補間、小数点変更、高さ設定など)
測量データの表示方法の変更
測量データの表示方法の変更は以下を参照ください。
点群:データのみを表示します
メッシュ:点群からテクスチャーを生成します
両方:点群とテクスチャーの両方を表示します
以下は表示イメージです。
”点群” ”メッシュ” ”両方”
補足
取込み後の測量データについて
・測量データの表示
登録したデータは、サイドパネルの「測量データ」に表示されます
虫メガネのアイコンを1クリックすると青く明示し、アンダーパネル上のタイムラインと連動して、現在どの日の測量データを見ているか確認できます
虫メガネのアイコンをさらにクリックすると登録データの中心にズームインします
・施工前地形(基準地形)フラグ
[施工前地形(基準地形)]として登録された測量データにはフラグアイコンが付きます
・施工前地形(基準地形)の設定変更
登録後の測量データの3点メニューのボタンを選択し、「施工前地形データとして設定」を選びます。
選択後、変更画面処理が表示されますので、変更理由を確認し、「変更を送信する」ボタンをクリックすると処理が進みます。
既に施工前地形データとして登録している測量データに対しては選択ができないような表示になります
・登録した点群上の不要物の削除(任意)
不要物削除を行うと進捗管理、土量計算などの再処理も開始されます。
※過去のデータの不要物除去をすると編集したでーた登録日より再計算を行う為、現在の日付より過去に遡るほど再処理に膨大な時間が発生する場合がございます。
手順は以下を参照ください
事前にデータを上空からの視点に調整し[点群編集]をクリックし[点群編集の追加]を選択します
マウスの左クリックで任意の箇所を囲い右クリックで終了後に除去する範囲が表示され処理が開始します
* 斜面などの不要物の除去は目的としておらず、平面上に点在する樹木・建設機械の除去に利用することを推奨します
左 不要物除去前 右 不要物除去後
DTMデータに対しても利用することができます
補足
背景地図の透過率及び背景データをベースとした測量データ・設計データの透過優先度を変更できます
・背景地図の透過
スライドバーを左右に動かすと背景地図の透過率が変わります
左 透過前 右 透過後
・地図データと登録設計データの表示優先度の切替
1)地図データより低い設計データの表示の切替えができます
左 設計データの優先 右 地図データの優先
2)地図データより低い測量データの表示の切替えができます
左 地図データを考慮しない 右 地図データの持つ高さ情報を考慮
3)透明度のフェードにチェックを入れることで拡大・縮小時の透過表示を自動調整できます
左 現場の拡大時 右 現場の縮小時
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。