まえがき
本記事では、Komatsu製ICT建機を現場に連携し、施工履歴データが自動取得する為の設定方法について詳しく解説します。
施工履歴データを自動連携し進捗状況の確認などに利用できます。
手順および解説
施工履歴の反映には予め登録中の設定データより”目標面の設定”と登録中の測量データを”施工前地形データ”として設定が必要となります
1.サイドパネルの”プロジェクトファイル”をクリックします
2.”プロジェクトファイル”メニュー内の”建機への転送”をクリックします
”建機への転送”フォルダには、現場プロジェクトを作成する際に、
現場プロジェクトとICT建機を接続するファイル(SL3ファイル)が生成されます
3.そのファイルをUSBまたは建機への転送にて送信し、建機側で接続設定を行います
4.データを転送する建機にチェックを入れ"次へ”をクリックします
5.転送には承認が必要であり、承認者を選んでください
6.”お知らせ”に承認確認が届きますので”承認”を選択すると転送は完了します
Komatsu製ICT建機(ショベル)での設定
1)ディスプレイの"メニュー"ボタンをクリックします
2)”メニュー”内に”コマツオプション”を選択します
3)サイト設定ファイルをクリックします
4)USBまたは転送で取り込んだファイルを選択し、”入力”をクリックします
5)接続しましたとステータスが表示されましたら連携は完了ですので
チェックをクリックし、”コマツオプション”を閉じます
Komatsu製ICT建機(ブルドーザ)での設定
1')ディスプレイの"ツール"ボタンをクリックします
2')”ツール”内の”コマツオプション”を選択します
3')サイト設定ファイルをクリックし”次へ”とクリックします
4')USBまたは転送で取り込んだファイルを選択し”終了”をクリックすると
接続結果が表示されましたら、”コマツオプション”を閉じます
補足
連携可能建機
・EARTHBRAIN製 3DMG建機を自社で保有する場合は3DMGの施工履歴データと
現場プロジェクトを自動連携することができます
・EARTHBRAIN製 3DMG建機の自動連携はこちら
3DMG建機の施工履歴を自動連携したい
施工履歴データを含む統合地形表示
・取得された施工履歴データは直前の地形データと合算されタイムライン上に反映します
・Komatsu製ICT建機から取得した施工履歴データはデフォルトは黄色で表示されます
2024年5月3日
施工履歴データの色は任意で設定が可能になりました
・施工履歴データは1台あたりでなく、稼働した建機からの履歴の総合結果のデータが反映されます
1)色設定をクリックし、各データ元のカテゴリーの色を設定後、閉じると過去のデータを含め反映されます
2)設定を初期化する場合は色設定を初期化をクリックし閉じるとも戻ります。
3)ハイライトは選択中の現在地点以外の履歴をタイムライン上で、マウスオーバーすることで強調されます
施工履歴データの取得範囲はこちら
施工履歴データ(AsBuiltデータ)の取得範囲がわからない
施工履歴の取得と反映
*同期する時刻はデフォルトで17:00が設定されています(日次更新)
*設定した取得時間に、過去24時間に連携している建機から取得された施工履歴データを同期します
*同期後の地形データは翌日に反映されます。
*同期時刻にはサマータイム設定はありません。サマータイム導入地域(日本以外)は、サマータイム期間中は実際の現地時間から1時間遅れてデータ取得が開始されます
*同期時刻変更すると初期地形の日付から遡り再取得する為、長期の現場では取得完了までに時間が掛かる場合がございます
施工履歴データの無効化・有効化
2024年3月25日
反映された施工履歴データ(ICTまたは3DMG)を個別毎に計算から除外することができます。
無効化した期間は土量計算に考慮しません。
実行するとその日の実績から除外され、出来高管理表内では0m3となります。
実行したデータは削除されることがなく、再び有効化し計算に含むことが可能です。
*実行すると再計算となるため処理に時間を要する場合がございます。
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