まえがき
本記事では、保有する3DMG建機とプロジェクト現場を連携し、施工履歴データを自動取得する為の設定方法について詳しく解説します。
保有する3DMGの施工履歴データをプロジェクト現場に自動連携するこで施工の進捗が確認できます。
手順および解説
EARTHBRAIN製の3DMGの施工履歴を自動連携させるには、Smart Construction Pilot Webの現場情報とSmart Construction Dashboradの現場情報が下記の図のように一致している必要があります。
さらに施工履歴の反映には予め登録中の設定データより”目標面の設定”と登録中の測量データを”施工前地形データ”として設定が必要となります
・他社が保有する現場への連携方法
Smart Construction Dashboardを保有する企業が異なる他社の場合は手順が異なります。
連携を実施したい場合は企業に貸出処理を行い、借りた企業側で設定が必要です
自社の3DMG建機を他社のプロジェクト現場で利用したい【貸出機能】
アプリケーション:Smart Construction Dashboard
1.Smart Construction Dashboardで”設定”をクリックし"施工現場情報"から”施工現場ID”を確認します
例 ”施工現場ID”
アプリケーション:Smart Construction Pilot Web ←アプリケーションが変わるので注意ください
2.Customer PortalサイトよりSmart Construction Pilotをクリックします
3.現場一覧でSmart Construction Dashboardの現場名を検索し選択します
4.Smart Construction Dashboradの同一現場と一致しているか確認する
Smart Construction Pilot WebのURLのバー内に施工現場IDが表示されています。
こちらがSmart Construction Dashboradの施工現場IDと一致しているか確認します。
施工現場ID一致していないと自動連携は設定(紐づけ)できません。その場合は正しい現場が検索されているか今一度確認します。
”施工現場ID”はここき記載されています
3DMGをプロジェクト現場に追加
1.”建機”タブを選択し”追加”ボタンをクリックします
2.自動連携する3DMG建機にチェックを入れ追加ボタンを押してください。
自動連携は以上で完了です。
自動連携されると施工実績一覧に施工履歴データが蓄積されます。
7.施工が完了後は、次の現場でも利用できるよう、必ず”プロジェクト現場(Pilot WEB)との紐づけ解除”を実施してください
補足
施工履歴データ
・施工履歴データは1台あたりでなく、稼働した建機からの履歴の総合結果のデータが反映されます
・施工を行った3DMGのバケットの最下点の軌跡のみ反映されます。
施工履歴データはデフォルトではオレンジ色で表示されます。
2024年5月3日
施工履歴データの色は任意で設定が可能になりました。
1)色設定をクリックし、各データ元のカテゴリーの色を設定後、閉じると過去のデータを含め反映されます
2)設定を初期化する場合は色設定を初期化をクリックし閉じるとも戻ります。
施工履歴の取得と反映
*同期する時刻はデフォルトで17:00が設定されています(日次更新)
*設定した取得時間に、過去24時間に連携している建機から取得された施工履歴データを同期します
*同期後の地形データは翌日に反映されます。
*同期時刻にはサマータイム設定はありませんので、サマータイム導入地域は、サマータイム期間中は実際の現地時間から1時間遅れてデータ取得が開始されます
*同期時刻変更すると初期地形の日付から遡り再取得する為、長期の現場では取得完了までに時間が掛かる場合がございます
施工履歴データの無効化
2024年3月25日
反映された施工履歴データ(ICTまたは3DMG)を個別毎に計算から除外することができます。
無効化した期間は土量計算に考慮しません。
実行するとその日の実績から除外され、出来高管理表内では0m3となります。
実行したデータは削除されることがなく、再び有効化し計算に含むことが可能です。
*実行すると再計算となるため処理に時間を要する場合がございます。
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