Smart Construction Dashboard 2024年の上期7月-9月のアップデート情報をご案内いたします。
2024年7月10日(水)
No. | 内容 | 対象機能 | 概要 |
1 |
新機能 |
データレイヤー | タイムライン上のアイコンにマウスカーソルを合わせると、登録されたデータの情報を表示するようにしました。より簡単にタイムラインをご確認頂けます。 |
2 |
新機能 | 注釈と計測 | 任意参照高さ切盛土量計算を行う際、地形の最大値と最小値を超えて設定することができるようになりました(※データの閾値から±100mまで)。 これにより、現況地形より大きく盛土・掘削する場合にも、必要土量を確認いただけるようになりました。 |
3 |
UI改善 | データレイヤー | 進捗率の表記を少数点から%表記に変更しました。 |
4 |
不具合 | 注釈と計測 | 断面図上に複数の測量/設計データを表示し標高差を確認した際、誤った標高差が表示されることがありました。正しく表示されるように修正しました。 |
5 |
不具合 | 注釈と計測 | 注釈名に特定の文字が含まれると、「注釈のファイル出力」機能から正しく注釈を出力できないことがありました。正しく出力できるように修正しました |
6 |
不具合 | データレイヤー | 複数レイヤーを含むTP3ファイルの一部のレイヤーを、3D map上に正しく表示できないことがありました。正しく表示できるように修正しました。 |
7 |
不具合 | 注釈と計測 | 「注釈のファイル出力」機能から出力した注釈を再度Smart Construction Dashboardに読み込むと、ファイル名がビューワー上で正しく表示されないことがありました。正しく表示されるように修正しました。 |
8 |
不具合 | 注釈と計測 | 「データレイヤー」画面で表示される進捗ヒートマップが、「注釈と計測」画面上でも表示されることがありました。適切に修正しました。 |
9 |
不具合 | 計測指示 | ”作業員(リーダー)”権限のユーザーが、計測指示の一覧を正しく表示できないことがありました。正しく表示できるように修正しました。 |
2.任意参照高さ切盛土量計算を行う際、地形の最大値と最小値を超えて設定することができるようになりました(※データの閾値から±100mまで)。
これにより、現況地形より大きく盛土・掘削する場合にも、必要土量を確認いただけるようになりました。
2024年7月31日(水)
No | 内容 | 対象機能 | 概要 |
1 | 新機能 | 注釈と計測 | 線分の計測方法に「高低差」が新しく追加されました。作成した線分の各頂点毎の高低差を計測し、画面上に表示できるようになりました。 |
2 | 不具合 | 注釈と計測 | 進捗及び計測に関するヒートマップを表示した際、ヒートマップが目標と少しずれて表示されることがありました。正しく表示されるように修正しました。 |
3 | 不具合 | 注釈と計測 | 計測のカラーグラデーション設定において、プリセットを利用した場合、ヒートマップ上の色が適切に表示されないことがありました。正しく表示されるように修正しました。 |
4 | 不具合 | PDFレポート | プロジェクトの初期カメラ位置を変更した際、PDFレポートの変更されたカメラ位置が反映されていませんでした。変更されたカメラ位置でレポートを作成するように修正しました。 |
5 | その他 | 文言変更 | 以下のとおり製品の表現を変更しました。 ・進捗計測の進捗率の表現を小数表示から%に修正 |
6 |
新機能 | データレイヤー | プロジェクトの座標系設定でローカライゼーションを利用する際、JXLフォーマットがご利用可能になりました。 |
7 |
機能改善 | データレイヤ(測量編集機能) | 測量の編集機能で不要物の削除を行う際、川にかかる橋等の構造物が地表面に沿って除けない問題を改善しました。 |
リリース詳細
1. 線分の計測に「高低差」を新しく追加
<リリース概要>
注釈で作成した線分の各頂点の高低差を計算できるようになりました。
1)線分に対して、「高低差」の計測を実行します。
2)各頂点の高低差をグラフィカルに表示します。
6. ローカライゼーションファイルとして、JXLフォーマットをサポート
<リリース概要>
ローカライゼーションで利用するファイルフォーマットに、新しくJXLをサポートしました。Trimble社で利用する拡張子が増え、ご利用頂けるようになりました。
8. 測量編集機能で、不要物除去領域に折り目をつける機能を追加
<リリース概要>
不要物除去のための測量編集機能では、これまでは、除去したい領域に平面を貼り付けることしかできなかったため、谷にかかった橋を除去するようなことができませんでしたが、不要物除去領域に折り目(ブレークライン)をつける機能を追加し、より柔軟に除去領域を指定できるようになりました。
折り目(ブレークライン)の指定
除去領域を指定した後、シフトを押しながら画面をクリックすることで、ブレークラインを追加することができます。
指定されたブレークライン
作成した保存するとブレークラインに沿って除去領域が分割され点群の処理が始まります。
点群編集完了後の形状
ブレークラインを使った編集後の点群は法面に沿って張りつけることができました。
参考:従来の点群編集
従来は、平面を貼り付けることしかできなかったため、橋梁のような構造物をきちんと取り除くことができませんでした。
2024年8月7日(水)
No | 内容 | 対象機能 | 概要 |
1 | 改善 | 地図表示 |
提供元の地図情報を変更致します。
|
2 | 不具合 |
転圧管理 出来形合否判定 表示 |
転圧管理・出来形合否判定機能表示に遅延がありましたが、各画面の表示速度が改善されました。 |
2024年8月21日(水)
No | 内容 | 対象機能 | 概要 |
1 | 新機能 | データレイヤー | 統合地形をLandXML形式でダウンロードする際、より細密なデータで目標設計面の範囲でクリッピング(抽出)する機能を実装しました。 また、本機能の実装に伴い一部メニュー文言の修正を行いました。 |
2 | 新機能 | ファイル転送 |
ファイル転送の履歴を確認できる画面を準備しました。 建機毎に送付されたファイルの履歴を確認することが可能です。 |
3 | 機能改善 | PDFレポート | PDFレポートに以下の改善を行いました。 ・サマリーページを追加し、プロジェクト全体の状況をわかりやすくしました。 ・線分の断面図に対して、凡例を追加表示しました。 |
4 | 不具合 | データレイヤー | 施工履歴のステータスが処理中のまま終了しない現象が発生していました。処理が正しく終了するように修正しました。 |
5 | 不具合 | 注釈と計測 |
作成した計測のヒートマップを表示する際、以下の問題が発生することがありました。 ・ヒートマップが目標面と少しずれて表示される 正しくヒートマップを表示するように修正しました。 |
6 |
不具合 | 注釈と計測 | 注釈をDXFファイルとしてダウンロードする際、以下の問題が発生することがありました。 ・注釈の順番やフォルダ構造が正しく出力されない ・変換処理が途中でハングアップしてしまう 正しく変換しダウンロードできるように修正しました。 |
7 |
不具合 | その他 | 左サイドバーからスクリーンショットをダウンロードする際、画面を正しくダウンロードできない場合がありました。正しくダウンロードできるように修正しました |
8 |
不具合 | データレイヤー | ラインワークのレイヤー名に全角文字が含まれる場合、ラインワークを注釈に変更できないことがありました。正しく変更できるように修正しました。 |
9 |
不具合 | データレイヤー | 表示している地図上のカメラの高さに応じて、最適切盛土量計算の計算結果が変化することがありました。同じ計算結果が表示されるように修正しました。 |
10 |
その他 |
データレイヤー | 背景地図を変更しました。 |
リリース詳細
1. 統合地形をLandXML形式でダウンロードする際、より細密なデータで目標設計面の範囲で抽出する機能
リリース特徴
- 目標設計範囲として選択された設計データにおおよそ沿って切り出しされたデータがダウンロードされます
-
今までより細密に(約0.5mメッシュ)ダウンロードが可能
ご利用手順
- データレイヤー内にある各測量データ・施工履歴データのオプションボタンを選択
- オプションメニュー内の「統合地形をダウンロード(LandXML形式)」を選択
- さらに展開されたメニュー内における「0.5mメッシュTIN(目標設計範囲切出し後)」ボタンを選択。データの生成が開始されます。
- データ生成が完了次第、ダウンロードが開始されます。
※本リリースに伴う測量・施工履歴データのオプションメニュー画面の変更概要
- オプションメニュー内「統合地形をダウンロード」
→「統合地形をダウンロード(LandXML形式)」に文言変更 - 更に展開した先のメニュー内「LandXMLをダウンロード0.5メートル(m)」
→「統合地形データ(細密版)ダウンロード」項目内
「0.5mメッシュTIN」に配置変更 - →「統合地形データ(軽量版)ダウンロード」項目内
「軽量化(低)TIN」「軽量化(中)TIN」「軽量化(高)TIN」に配置変更
生成中 生成完了
2. ファイル転送の履歴画面をご提供
建機に設計データ等のファイルを転送した履歴を一覧できる機能をご提供します。
左サイドバーの「設定」→「建機への転送履歴」より表示可能です。
(※ユーザーの画面では承認者欄には登録名が表示されます)
3. PDFレポートを改善
PDFレポートをより分かりやすくするために、以下の改善を実施しました。
サマリーページ・断面の凡例の追加
サマリーページをPDFレポートに出力できる機能を追加しました。 ※無効にすることも可能です。
断面図を表示する際、イメージの左下に凡例を表示するように修正しました。
10. 背景地図を変更
<リリース概要>
背景地図を変更しました。
新 旧
2024年9月11日(水)
No | 内容 | 対象機能 | 概要 |
1 | 機能改善 | 注釈と計測 | 線の「高低差」の計測を行った際、左パネルに表示される表現をわかりやすく改善しました。 |
2 | 不具合 | データレイヤー | 施工履歴の処理を行った後、一部の施工履歴にローディングアイコンが表示されたままになることがありました。処理が終了すると、正しくステータスを終了に変更するように修正しました。 |
3 | 不具合 | ファイル転送 | 建機にファイル転送を行った際、通知メッセージに表示されるファイル名に、ファイルIDが表示されることがありました。正しくファイル名が表示されるように修正しました。 |
4 | 不具合 | 注釈と計測 | 多くの計測が登録されているプロジェクトで、計測の詳細画面から一覧画面に戻る際、4-5秒の時間がかかることがありました。早く画面遷移できるように修正しました。 |
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