まえがき
本記事では、選択した範囲内で切り盛り土量が±0となる標高値を算出する設定方法について詳しく解説します。
選択した範囲内で切り盛り土量が±0となる標高を算出すると、同時に余剰土量が算出できます。
特徴
土量計算のエリアは、任意で囲う地形データのエリアとなります
はじめに自動で、選択中の地形データ内の最大高さ・最小高さを参照し、地形データ内の土量バランス(切土量・盛土量)を計算し、地形がフラットになる高さを算出します
算出した高さは、調整バーにより変更でき、変更に伴う土量バランスの再計算(不足土量・余剰土量)
をすることができます
土量バランスを調整できる範囲は、設計データの±100mまでの高さとなります
活用例として、造成工事内の施工区域の進捗確認時に、土量バランスを完成面の高さに調整し、必要数量の算出にも応用されています
手順および解説
1.サイドパネルの”計測アイコン”をクリックし、注釈から”多角形”を選択します
・”多角形”は部分的な箇所の計測ツールとなります
・この機能は”多角形”のみで使用できます
2.マウスの左クリックで任意の箇所を囲い右クリックで終了後、”保存”します
3.”新しい計測の追加”をクリックし、”任意参照高さ切盛土量計算”を選択します
4.基準となるデータを”基準形状”から選択し”計算”をクリックします
基準地形には対象となる日付の地形データ・設計データを選択してください
5.作成した多角形のタブ内に計算結果が反映されますので
▶をクリックするとヒートマップが表示されます
6.”土量バランス自動計算”をクリックすると選択された範囲内で
切り盛り土量が0となる標高値を算出します
”参照高さ”のバーを操作すると、任意の標高値での発生する余剰の土量を算出できます
補足
計測結果の閾値・ヒートマップに用いる色情報をカスタマイズしたい場合、または作成した注釈を編集したい場合は、下記を参照ください
注釈情報をカスタマイズしたい
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